リスク分散とマイナ保険証

2024年8月3日土曜日

雑記


 

こんにちは。"事務の便利屋"たいがの小西でございます。今回は雑談です。

「マイナ保険証」政府のやり方に不満多数 毎日新聞世論調査(毎日新聞 2024/8/2 11:30(最終更新 8/2 11:30))

マイナンバーやカード、そしてマイナ保険証については、私も前から思うことがありましたが…記事の内容はリンクを見て頂くとして、マイナ保険証に懸念を示す声として以下のような言葉がありました。

「なんでも一つにまとめればいいというものではない。個人情報が漏えいした場合、リスクが大きくなる」(70代男性)

「個人情報の漏えいを防止するにはリスク分散が基本。個人情報のマイナンバーカードを通じた一括集中管理には反対だ」(50代男性)

私が若い頃(≒バカな頃)なら、たぶん、こう言ってたでしょう。

「何を、眠たいこと言うとんねん! 一枚のカードで何でも使えるなら、めちゃ、便利やんけ!落としたら自己責任や、文句言うな!!😠」

でも、今は上記の懸念に深く同意いたします🙇‍♂️。ジジイになり、昔よりは思慮深くなりました(笑)。

投資リスク低減の基本は「分散投資」であることは、今は小学生でも知ってるでしょう。
また、大金持ちの方でなくても、預金保険の保護上限を考慮し、預金は複数の銀行に預けているでしょう。
「不便」かもしれませんが、要はリスク分散です。

マイナンバーカードを紛失した際には、

  • 自分の機密情報が漏えいする「機密性」に対するリスク
  • カードを悪用される「完全性」に対するリスク
  • カードが再発行されるまでの間、カードが利用できなくなる「可用性」に対するリスク

が高まります。

ちなみに上記の「機密性」「完全性」「可用性」は情報セキュリティの基本中の基本です。

特にそのカードに様々な情報や機能(保険証や、公的個人認証など)が搭載されている場合、そのリスクはさらに増大するのは誰にでもわかる話ですし、「持ち歩く機会が増える」ことは、一般に紛失するリスクを増大させます。
自動車保険で年間走行距離が長いと保険料が高くなるのは「事故に遭う確率が高くなりがち」という想定と同じですね。

なので、マイナと保険証は別々にするというのは、当然の要求だと思います。
ただでさえ、これまでもマイナンバーに関しては情報漏えいやご登録などの事故があるのですから、せめて
「保険証は万一の時のため持ち歩くが、マイナカードは必要な時にしか持ち歩かない」
など、個人で情報を守る余地は残してもらいたいものです。

こんな懸念を有識者が声を大にして言わないのが、非常に不思議です(私が知らないだけで、もしそのような方がいらっしゃるのなら、すみません)。

ではまた、次回も、よろしくお願い申し上げます。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

ラベル

自己紹介

自分の写真
合同会社たいがの代表をしております。 「経営に役立つIT」のご相談、導入支援を承ります。 お気軽に、ご相談下さいませ。

QooQ